いまでは主流となった物件検索のwebサイトによる「お部屋探し」。
掲載されている多くの物件の中から入居希望者に選んでもらうためには、「ひと味違う」デザインで他と差別化を図ることが重要なポイントに。とは言うものの…建材や人件費の高騰により工事費用は上がっています。
そこで今回はコストパフォーマンスを考慮したリノベーションのアイデア事例『3選』をご紹介いたします。
▮ アイデア その1
「建材コスパ」:スタンダードクロス(量産クロス)の活用
原材料費の高騰や製造にかかる経費の増加で、ビニールクロスの単価が上がっています。とは言え、壁面や天井の仕上げ材であるクロスは、部屋を演出する要素として欠かせないもの。特にアクセントクロスは、競合物件との差別化として「目を引くもの」を選びたいところですが・・・グレードの高いクロスは、当然単価も上がります。
そこで活用したいのが「スタンダードクロス(量産クロス)」。
大量生産されているベーシックな商品で、コストパフォーマンスに優れ、リーズナブルに張り替えをしたい場合に選定されます。以前はホワイト系の単色の商品が一般的でしたが、昨今は色合いや柄の種類も増えています。このコスパの良いスタンダードクロスも、コーディネート次第では魅力的な空間演出が可能です。
アクセントクロスで天井をデザイン
キッチンの背面の壁を水色のクロスでアクセント。リビングダイニングの天井面の木目調のクロスも、洗面脱衣室の鮮やかなイエローのクロスも、すべてコスパの良いスタンダードクロス(量産クロス)でコーディネートしました。
淡い桜色のクロスとチェック柄でコーディネート
ファミリータイプの本物件は、優しいトーンの桜色とチェック柄のスタンダードクロスでお部屋全体をコーディネート
こちらは、落ち着いたイエローをベースにレンガ調のスタンダードクロスでアクセント
▮ アイデア その2
「既存活用」:リメイク・リノベ
コストパフォーマンスを考慮したリノベーションでは、「既存」の仕上材や住宅設備をフル活用することも効果的です。
天井の「既存ジプトーン」を塗装仕上げでリニューアル!
天井の仕上げはクロスだけではありません。あえて既存のジプトーンを残して塗装することで、コスパ良くお部屋のデザインを一新しました。
(ジプトーン:天井に貼る石膏ボードの一種。石膏に水を加えて固めたもので、軽くて丈夫な建築材です。)
既存のキッチンを活かしたカラーコーディネーション
同部屋のキッチンは、そこまで劣化していなかったのでクリーニングで再利用。既存キッチンのグレー色に合わせ、周囲の壁面のアクセントクロスをカーラーコディネートしました。
▮ アイデア その3
「住設コスパ」:シャワーユニットの活用
ワンルームなど狭い居住スペースで採用される「3点ユニットバス」は、入居希望者から不人気の設備のひとつです。3点ユニットバスを撤去してトイレや浴室・洗面スペースを分離する場合、居住スペースの面積を圧迫することに加え、工事費がかさむことが問題に・・・
その解決策のひとつに「シャワーユニット」があげられます。
シャワーユニットはユニットバスに比べて浴槽がない分、居住スペースにゆとりを持たせることができるほか、コストパフォーマンスの面でも有効な住宅設備になります。
3点ユニットバス→「シャワーユニット」
3点ユニットバスを撤去し、シャワーユニットを設置した事例。
トイレ/洗面と脱衣スペースを兼用し、水回りをコンパクトに集約しています。
浴室なし→「シャワーユニット」
既存の間取りでは浴室がなかった本物件。ユニットバスを新設するにはスペースもコストも厳しい・・・
そんなときの解決策として「シャワーユニット」を採用しました!
シャワーブース前のスペースにはブラックのアイアンのカーテンレールを設置し、脱衣スペースを確保しました。
いかがでしたでしょうか?
コストパフォーマンスを考慮したリノベーションのアイデア事例『3選』を紹介させていただきました。ぜひリノベーションを検討する際の参考にしていただければと思います。
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