top of page

空室対策リノベーション 物件の魅力を引き出す3つのテクニック


リノベーション後の写真

来年1月からの繁忙期を迎える前に、空室対策としてご所有の物件のリノベーションを検討しているオーナー様もいらっしゃるのではないでしょうか?


リノベーションで、「何をどう変えたら選んでもらえる魅力的な物件になるのか?」を考えることは簡単ではないですよね。


そこで今回は、朝日リビングのリノベーション専門チーム「女子力企画室」がご提案している、物件の魅力を引き出すテクニックを紹介します。ぜひ、今後の参考にしていただければと思います。



魅力を引き出す3つのテクニック


物件の魅力を引き出すテクニックはたくさんありますが、今回は下記の3つのテクニックを紹介させていただきます。


【3つのテクニック】


①映えポイントを作る

 ネットで物件を検索した時に目を引くような、写真映えする画角をプランニングの際に設定します。


②特徴的な形状を活かす

 特徴的な形状や間取りは、活かしかた次第で差別化できる可能性があります。


③心遣いをプラスする

 入居者のリアルな暮らしを想像して、「〜があると喜んでもらえるだろうな」を追求しま    す。


では具体的にはどういうことなのか、事例を見ていきましょう。



事例① ママさん目線の映えポイント


■映えポイントを作る

3LDKのマンション施工前写真

こちらの物件は、改修当時築32年になる3LDKのマンションです。下の間取り図の通り、角部屋ということもあり、部屋の真ん中にバルコニーがあります。


3LDKマンションの施工前後間取り図

物件が子育て世帯に人気のエリアにあるため、部屋全体を見渡せるようキッチンの向きを変えることが空室対策には有効であると考えました。


そこで、このバルコニーとキッチンを捉えた角度を映えポイントにしました。施工後の写真がこちらです。


3LDKのマンション施工後写真

暮らしやすさを改善することは勿論ですが、物件探しのポータルサイトで目を引くような写真を掲載することも空室を改善する有効なテクニックです。その場合、プランニングの段階で写真映えする画角を考えることがポイントです。


キッチン側から見るとこのように全体を見渡せます。

3LDKのマンション キッチン側から見た施工後写真

また、この事例では、こんな心遣いをプラスしています。

玄関・廊下・キッチン・洋室の施工後写真

収納が少ないお部屋でしたが、玄関・廊下・キッチン・洋室にそれぞれ可動棚を設けました。ママさん目線で暮らしを想像した時に、あったらいいなと思う場所に機能的な収納を足しています。



事例② 高さを活かしたエントランス


■特徴的な形状を活かす

外観の施工前写真

こちらの物件は改修当時築28年のアパートで、3部屋の空室がありました。他物件との差別化を図るため、外観のリノベーションを行いました。


その際に着目したのが、赤丸で囲ってある縦に大きく開口している部分です。この特徴的な形状を活かして、エントランスがこの物件の特徴になるようプランしました。施工後がこちらです。

外観の施工後写真


エントランスの施工前後写真

軒天までの高さを活かして、オリジナルでデザインした桜のオーナメントを設置。オーナメントを床から軒天まで入れることで、高さが強調され、建物の存在感が増して見えるエントランスになりました。内装のリノベーションを行っていないにもかかわらず、施工後は3部屋全ての入居が決まりました。


建物の特徴的な形状は、マイナスポイントになってしまうこともありますが、差別化できる可能性も秘めていますので、それを活かすこともテクニックのひとつです。



事例③ 玄関からの目線を遮る心遣い


■心遣いをプラスする

1LDKのマンション ドア設置前の写真

こちらの物件は、改修当時築50年になる1LDKのマンションです。単身女性の入居が見込まれる物件でしたが、写真の通り、玄関からプライベート空間が丸見えの物件でした。


間取り図がこちらです。


1LDKのマンション間取り図

そこで、DKと玄関の間を仕切るドアを設置し、心地よいプライベート空間ができるよう心遣いをプラスしました。

1LDKのマンション ドア設置後の写真


玄関側から見るとこのような感じです。

玄関側から見た施工前後写真

また、玄関のシューズBOXと洗面脱衣室の間にあったデットスペースに、アイアンのハンガーパイプを設置。お出かけ時は素早く着ることができ、帰宅時は汚れを部屋に持ち込まないですむので便利です。


このあたりも、入居者の目線で暮らしをリアルに想像しているからこそ気付ける「あったらいいな」の心遣いをプラスしたテクニックです。



まとめ


いかがでしたでしょうか?

魅力的な物件にするためのテクニックを3つ紹介させていただきました。ぜひリノベーションを検討する際の参考にしていただければと思います。


ただ、ご紹介した事例と全く同じことをやっても、魅力を高めることができる物件と、そうでない物件があります。例えば事例①の場合、間取りや入居者ターゲットによっては、キッチンが映えポイントではない可能性もあります。


ご所有の物件の魅力を引き出すポイントはどこなのか?何をどう変えたら魅力的な物件になるのか?は物件ごとに違いますので、ぜひ女子力企画室にご相談ください。













bottom of page