空室を抱え、そろそろ手を打たなきゃと考えているオーナー様や管理会社様もいらっしゃるかと思います。打開策のひとつとしてリノベーションを検討してみるものの、不安や疑問があって踏み出せないでいる方のために、下記のQ&Aをご用意しました。少しでもご参考になればと思います。
Q1 予算が少ないとリノベーションできないですよね?
いいえ。予算が少なくても空室対策に効果的なリノベーションは可能です。
どこに予算をかけて、どこを節約するか、そのやりくりが大切です。
予算が限られている場合、物件を探している人の目を引くような、写真映えするポイントに予算をかける手法をお勧めしています。朝日リビングではこれを「1点豪華主義」と呼んでいます。
予算を節約する箇所は、クオリティが落ちないように見せることが大事です。これを私たちは「ぷちっとリノベ」と呼んでいますが、この手法には発想力やセンスが求められます。
事例は下記を御覧ください。
※動画は4分ごろから「1点豪華主義」と「ぷちっとリノベ」のご紹介が始まります。
Q2 リノベーションのデメリットは何でしょうか?
先行投資であることです。
投資を回収するためにはしっかりリノベーションプランを練る必要があります。
ご周知のこととは思いますが、リノベーションをしたからと言って必ず入居が決まるわけではありません。だからこそ、少しでも確率を上げられるように、プランニング(企画)をしっかり行う必要があります。
年間6000件以上施工している経験から、一番危険なのは「なんとなく」です。なんとなく流行っているデザインにする、なんとなく人気の設備をつけておく、というのは失敗に終わる傾向があります。
どうやってプランニングしているのか?については下記動画を御覧ください。
Q3 築30年を超えると、リノベーションをしても意味がないのでしょうか?
そんなことはありません。築30年以上で入居につながったリノベーション事例はたくさんあります。
築年数では諦めてほしくないです。もちろん物件の状態(老朽化具合など)をしっかり確認する必要はありますが、プランニング(企画)次第で入居や家賃アップを見込めます。
築30年どころか築40年以上の物件でも、リノベーション後に入居率のアップや家賃アップの成果が出た成功例はたくさんあります。下記事例記事を御覧ください。
Q4:みんなが好むデザインにすれば空室は埋まりますか?
それも戦略のひとつですが、好みや趣向が多様化している今、ターゲットを設定することをお勧めします。
デザインは属性(年齢や性別、ライフスタイルや趣味など)によって好みが異なりますので、誰もが共通して好むデザインのお部屋にリノベーションするのは難しいです。ただし、属性ごとに好みの傾向はありますので、それをキャッチしてリノベーションプランに反映させることで、入居につなげやすくなります。
つまり、大切なのは入居者ターゲットを設定することです。ターゲット設定のメリットについては、下記の記事にも詳しく書いています。
Q5:リフォームとリノベーションって何が違うのでしょうか?
簡単に言いますと「建築当時の機能性に戻す」か「付加価値をつけて更新する」です。
目的の違いです。
リフォーム(修繕):劣化した個所を修復し、安全性や快適性を維持するための施策
リノベーション(改修):物件の集客力を上げ、建物の価値を向上するための施策
年月とともに建物が老朽化、陳腐化する一方で、人々の暮らし方や住まいへのニーズは多様化していきますので、リフォームするだけでは競争力を上げることはできません。
下記の動画や記事でも詳しく解説しています。
その他の疑問や不安について
いかがでしたでしょうか?
ここで挙げた以外にも、「うちの物件の入居者ターゲットってどんな人?」や、「どこを改善したら集客力のある物件になるのか?」といった疑問や不安がある方は、弊社の無料建物診断を活用してから、再度リノベーションについてご検討いただければと思います。
建物診断では、下記の内容を調査して、レポート(報告書)を差し上げています。
■物件の経年劣化状況
■集客に活かせる物件の長所と集客を妨げてしまっている物件の課題
■物件の周辺環境
■入居の可能性が高いターゲット
■類似物件の成功事例
お気軽にご利用ください。