国土交通省、経産産業省、環境省の3省が連携して行っている「住宅省エネキャンペーン」の2024年度版が始まりました。
予算総額も、2023年に実施した「住宅省エネ2023キャンペーン」の3000億円より4割以上も上回る4215億円となっています。
最近では、賃貸住宅の断熱性や住宅設備の機能性に入居者の関心が高まりつつあり、こうした工事の需要も増加しています。
これからリフォームやリノベーションを検討される賃貸オーナーの皆様は、是非この補助事業、「住宅省エネ2024キャンペーン」をご活用いただきたいと思います。
「住宅省エネ2024キャンペーン」は、住宅省エネ化を支援する補助事業の総称で、以下の4つの事業が含まれます。
1.子育てエコホーム支援事業
2.先進的窓リノベ2024事業
3.給湯省エネ2024事業
4.賃貸集合給湯省エネ2024事業
今回は最も適用範囲が広い『子育てエコホーム支援事業』をご紹介したいと思います。
子育てエコホーム支援事業の対象者と補助金限度額
この補助金制度の対象となる方は以下の通りです。
・住宅を所有し、居住する個人またはその家族
・住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
・賃借人
・共同住宅等の管理組合、管理組合法人
賃貸オーナー様は、2つ目の「住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人」に該当します。
補助金額は最大20万円です。
※尚、申請する補助額の合計が5万円未満の工事は補助の対象になりません。
子育てエコホーム支援事業の対象となるリフォーム工事と条件
では、この『子育てエコホーム支援事業』は、どの様な工事が補助金の対象なのかを簡単にご紹介していきましょう。
③の「エコ住宅設備」とは、具体的には下記の設備を設置する工事が該当します。
(写真は対応商品の一例です。)
④の「子育て対応改修」とは、具体的には下記工事が該当します。
・家事負担を軽減できる設備を設置する工事※1
・防犯性の向上に資する開口部の改修工事
・生活騒音への配慮に資する開口部の改修工事
・キッチンセットの交換を伴う対面化改修工事※2
※1「家事負担を軽減できる設備を設置する工事」の対象設備は以下の通りです。(写真は対応商品の一例です。)
補助金額は項目別に設定されており、各項目の補助金の合計が20万円になるまで補助を受けることが出来ます。
補助金対象工事は入居促進につながるものが多く、中でも宅配BOXや対面キッチンは、次のリフォームで設置を検討されているオーナー様も多いかと思います。①~③と合わせて、この補助金制度を活用されてはいかがでしょうか?
※2 キッチンセットの「移設」による対面化改修は対象となりません。
改修前のキッチンが対面キッチンである場合は、対象となりません。
対面キッチンの施工事例はこちらからご覧ください。
子育てエコホーム支援事業の申請期間
申請期間は、2024年4月2日~子育てエコホーム支援事業予算の上限(2100億円)に達するまで
(遅くとも2024年12月31日まで)
申請は事前に国に登録した事業者のみが行えます。もちろん当社、朝日リビングも登録しておりますので、お気軽にご相談ください。
尚、リフォーム工事を行う窓の性能によっては、「先進的窓リノベ2024事業」の方が、より高い補助を受けられる場合があります。こちらの記事でご紹介していますので、併せてご覧ください。
子育てエコホーム支援事業公式HP
住宅省エネ2024キャンペーン公式HP