大掛かりな改修ではなく、比較的効果の出やすい部分的なリノベーション「門扉」の事例をご紹介したいと思います。
今や賃貸のリノベーション事例は、ネットで探せばたくさん出てくる時代となり、オーナー様ご自身でも「こうしてみたい」「ああしてみたい」とイメージしている方も多いのではないでしょうか?
ただ外壁、外構、共有部、そしてお部屋に設備に…お金をかけて色々手を加えたいけど、現実的にはそうもいかない…という方もいらっしゃると思います。
そこで大掛かりな改修ではなく、比較的効果の出やすい部分的なリノベーション事例をご紹介したいと思います。
門扉の功績
物件にとって最初に訪問者を快く迎えたり場合によっては拒否することもできるアイテム「門扉」。防犯面でのニーズが強い門扉ですが、入居者の目線として、うれしいのはこれだけではありませんでした。
子育て世代にうれしい門扉
こちらの物件は築28年、ちいさなお子様がいるファミリー層が多く住んでいる物件です。
この物件潜んでいた意外な課題が一直線のアプローチです。
ちいさな自転車が見えるかと思いますが、この写真からもお子様が自転車に乗って勢いよく道路に飛び出してしまうことが想像できます。
お母さんと一緒なら…とも思いますが、もし赤ちゃんを抱っこしていたり、たくさん荷物を抱えていたら止められないかもしれません。
そこで活躍したのが設置したこの門扉です。
これなら勢いよく飛び出る前に、一旦止まりますので安心ですね。
ただ最近は門扉を開けっ放しにしてしまう入居者の問題も取り沙汰されていますので、効果を発揮するには、入居者のご理解も必要になる場合がありそうです。
意外な場面で活躍する門扉
こちらの物件は築26年、近くに小学校や中学校があり、ファミリー層に需要の高いエリアです。さてここに門扉をつけた理由は一体何でしょう?
先程小学校や中学校が近くにあると言いましたが、実はこの階段部分が子どもたちのたまり場、または遊び場になっていたのです。おそらく写真左側の自販機も都合が良かったのでしょう。
入居者にとっては結構イヤな問題ですよね。階段横のゴミ置き場もいいように利用されてしまいそうで。
そこで活躍したのがこの門扉です。
門扉の設置により「ここは人が出入りする所です」という明確な意思表示をした結果、あそび場にはならなくなりました。
また階段上部に設置したことも、気軽に入ることができない印象を与え、防犯面でも効果を発揮しました。
合わせてゴミストッカーも交換。
大規模改修=リノベーションではない
昨今リノベーションという言葉が独り歩きして、いつの間にか「大規模改修」と位置づけられている印象がありますが、私たちはそうは思っておりません。
あくまでも現状にプラスαの付加価値をつけることであり、それが大規模でも小規模でも、高額でも少額でも関係ないと考えています。
大事なのは、課題を解決することです。
入居者を入れたい、退去を防ぎたい、入居者の不満点を解消したい、投資物件として資産価値を向上させたい…など様々な課題を、オーナー様と一緒に考え私達の経験を足していけたらと思っています。
違う物件で必ずしも同じ結果が出るとは限りませんが、今回の門扉の事例もオーナー様が困っている案件に対し、いっしょに考え出したプランです。
ご所有の物件を今後、どうしていくか、まずは建物診断からはじめてみませんか。
診断・ご相談は無料ですのでぜひご活用ください。