賃貸住宅フェアin東京2022
出展までの背景
7/26(火)、27(水)に東京ビッグサイトで賃貸住宅フェアin東京2022が開催されました。
賃貸住宅フェアとは、賃貸管理会社、賃貸仲介会社、不動産オーナー、不動産DX事業者など、賃貸業界に関わるすべての人たちのために、最新セミナーと出展ブースで業界のトレンドを伝える展示会です。
今年は177社が出展、333ものブースが設けられました。また、セミナーが110講座開催され、2日間で合計10,940人の方が来場されました。
弊社はこのイベントに10年以上前から毎年出展させていただいております。
直接的な施工のご依頼やご相談をいただくだけでなく、物件オーナー様や管理会社様、施工業者様やメーカー様など、多方面の方々とコミュニケーションが取れる貴重な場でもあります。
イベント出展・当日の運営に関して、専門の広告代理店やデザイン会社などへ業務のサポートを依頼する企業が多いと思いますが、当社は企画からブースデザイン、準備や当日の運営までの全てを社内で行っています。
ブースデザインはリノベーションプランを担うプランナー、ブース設計と設営に関しては施工管理に携わる設計士、当日の接遇や運営に関しては、営業マンの意見を取り入れたりというように、それぞれの専門分野の特性を活かし進めています。
今年は女子力企画室のプランナーが主軸となり、展示内容や諸々の仕様決めを行いました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ブースは例年と比べ倍の広さにして「密」を回避。ブース内のレイアウトに関しては、弊社のリノベーションの考え方や事例を見て聞いて体感しながら知っていただけるようゾーニングを行いました。
例えば、猫との共生をコンセプトにした内装プランを再現したり、バーカウンター風の相談コーナーをつくりました。
全体はインテリアショップのショールームのようにまとめましたが、壁面にはたくさんの事例パネルやムービーを展示し、ミニセミナーも行いましたので、リノベーションの企画から施工にいたるまで様々な工程をご紹介しました。
開催までの準備期間は、各分野の社員で業務分担し、通常業務とは別個でこのイベント準備を行いました。
ブースの展示物はもちろん、パンフレットやチラシ、ノベルティの作成、当日の運営スケジュールなど、準備は多岐にわたり、決して楽ではありません。
しかし普段の業務とは違った視点で仕事に臨めたり、普段携わる機会のない他分野の業務に触れられたりと、貴重な経験が出来る機会でもあります。
当日のブース設営は、設営業者に加え、弊社の施工を担っている朝日協力会の職人の協力により行いました。
日ごろお取引のある各メーカー様からご提供いただいた協賛建材や造作物を会場まで運搬し、1日で仕上げました。
開催1日目は生憎の雨模様で客足に不安がありましたが、予想以上のご来場がありました。
定期講演の10分ミニセミナーでは、多くのお客様が足を止めて聞いてくださり「分かりやすくて、リフォーム・リノベーションを考える際の参考になった」と嬉しいお言葉をかけてくださるなど、好評でした。
もちろんミニセミナーの内容も自分たちで考えた内容です。
2日目は、会場に設けられたセミナーブースで、弊社女子力企画室のプランナーによるリノベーションセミナーを行いました。
当日まで約50分の講話内容を数か月かけて準備し、読み込み練習を重ねてきました。
感染対策により人数が制限されていたため、会場に入れなかった方もいらっしゃいましたが、たくさんの方が場外から立ち見で聞いてくださいました。
講演中は、都度メモを取っていらっしゃる方や、講話にうなずいて共感してくださるお客様もいらっしゃいました。
お客様のリアクションがあると、伝わって良かったとやりがいを感じます。
また当日ご来場いただけないお客様へ向けて、InstagramやYouTubeなどの動画配信ツールを利用し、中継のライブ配信を行いました。
ブースには2日間にわたり、北は北海道、南は沖縄の方まで、たくさんの方がブースにお立ち寄りくださいました。
遠方からお越しのお客様、また遠方に物件をお持ちのお客様でも、対応エリア内であればご依頼を承れるのは、全国に23拠点ある弊社の強みの一つです。
イベント開催までの準備は大変ですが、賃貸業界に携わる多方面のお客様との対話で新しい気づきや発見が多数ありました。
お話を伺った中で「リノベーションしたが入居が付かない」「原状回復はしているが、リノベーションまではできていない」などのお悩みの方が多くいらっしゃいました。
しかし抱えておられる問題の背景や発生経緯はお客様ごとに異なるため、一人一人に寄り添った答えが必要です。
あらゆる住まいの問題解決に寄り添える、身近なベストパートナーを目指し、これからも取り組んで参ります。